発明学会「身近なヒント発明展」
発明学会の「身近なヒント発明展」は、毎年1回行われるアイデアコンテストです。
発明学会の会員でなくとも応募できます。
もへちゃんは、福岡の発明商品化協会の方から

ネットの応募は、アイデアを盗まれないように、ちゃんと対策しなきゃ
とアドバイスをもらっていて、ネットで「アイデア 募集」で検索した結果、
応募規定に
- 特許などの出願、未出願を問わず、本発明展に応募できます
- 出願せず応募する場合も考慮し、審査に参加する全協賛企業と、秘密保持契約書を交わしております
と明記していた発明学会の「身近なヒント発明展」に応募することにしたわけです。
前回のふりかえり
さて、前回のブログでは、発明学会の「身近なヒント発明展」の応募用紙(左側)の書き方について報告しました。
A3サイズの応募用紙の左半分は「アイデアの図面(説明図)」となっています。


左側を書き終われば、7割方終わったも同然!?
でも、残りの3割をおろそかにはしません(^^)/
今回は、右半分の書き方について報告したいと思います。
応募用紙作成(右半分)
右側には、詳細な説明を書き込むようになっています。

詳細な説明を書き込もう…「詳細って?」
1つひとつ項目を見ていきましょう。
でも、実際の応募内容は書けないので、以前もへちゃんが作った暑さ対策・熱中症対策の「手ぬぐいマスクMark3」で例えてみます。
これは1年前にブログで発表しているし、アイデアコンテストに応募するつもりはないから、例として書いても大丈夫かな(^^)/
「作品名」
小さな文字で「この作品の名前をわかりやすく書いてください」と書かれています。
1次審査は、1000件近くをのべ10時間でチェックされます。
1000÷600=約1.6分
名前もわかりやすいことが第1です!
もし応募するとしたら「手ぬぐいマスクMark3」という名前は ✕ ってことです。
・ひんやりマスク
・アイスマスク
・氷感マスク
なんて感じでしょうか。
「アイデアのセールスポイント」
ここには、目的やセールスポイントを書きます。
写真を貼ってもいいように、少し幅広になっています。
もへちゃんは箇条書きで4項目書きました。
「手ぬぐいマスクMark3」改め「氷感マスク」だったら
①夏でも、新型コロナ感染症の飛沫対策としてマスクを快適に着用できます。
②熱中症対策と感染症対策を両立します。
③見た目は、普段使っている布マスクと変わらないため、周りの目が気になりません。
④保冷剤は冷凍庫で冷やすことで、何度でも使え、経済的です。
って感じで書くかな(^^)
しかし…
「改良した部分、新しい構造はどこですか?」
ここには、構造や形状での工夫を書きます。
もへちゃんは、ここでペンが止まってしまいました。
「手ぬぐいマスクMark3」改め「氷感マスク」で例えるなら
見た目は、普段使っている布マスクと変わらないため、周りの目が気になりません。
みたいなことを、ここでも書きたくなったからです。
しかし、すでに「アイデアのセールスポイント」の③で書いています。

もう一度書くか?
それとも、「アイデアのセールスポイント」の方を消すか?
あなただったら、どうしますか?
もへちゃんは10分ほど、思案を巡らせた後、「アイデアのセールスポイント」の方を消すことにしました。
理由は

なんてったって1次審査は約1.6分なんだから、説明文は最小限にしよう
と思ったからです。
「これを使うと、どの部分が便利になりますか?」
どんなときに使うのか?…使い方と効果を書く欄です。
ここでも、またペンが止まってしまいました(>_<)
またもや「手ぬぐいマスクMark3」改め「氷感マスク」で例えると
熱中症対策と感染症対策を両立します。
みたいなことを書きたくなりました。
しかし、すでに「アイデアのセールスポイント」の②で書いてます。
そこで、またもや「アイデアのセールスポイント」の方を消すことにしました。
「企業にわかってほしいポイント」
ここは、「身近なヒント発明展」の協賛企業に対してアピールしたいことを書く欄です。
「手ぬぐいマスクMark3」改め「氷感マスク」で例えると
保冷剤は冷凍庫で冷やすことで、何度でも使え、経済的です。
みたいなことを書きたくなりました。
しかし、すでに「アイデアのセールスポイント」の④で書いています(>_<)

2つ消すなら3つも同じだっ!
ということで「アイデアのセールスポイント」の方を消しました。
「試作品」
試作品の有無と、ある場合はサイズ・重さを書く欄です。
もへちゃんは、応募作品については10回ほど試作品を作っています。
材料は、近所の100均やホームセンターで買えるものです。
当然、最後に作ったものが1番の自信作なので、そのサイズと重さを記入しました。
「先願調査」
応募用紙には「自分で出来る範囲で書いてください」とあります。
ここには、
- 自分とよく似たアイデアがすでにあるかどうか
- あるならば、どういうものか
を書く欄です。

ええっ、そんなのわからないよ~(>_<)
心配いりません。
ネットで、特許情報プラットホームに行き、「マスク 保冷剤」で検索してみます。
実際にしてみたのが次の画像です。


けっこうあります(>_<)
やはり、「氷感マスク」では、勝負できそうにありません(>_<)
それでも、応募用紙にはプラスイメージの文章を書きたいので
実登3231316、実登3230324
マスク自体への改良のものがいくつかありました。
とでも書くかな(^^;)
「市場調査」
スーパーやデパート、ホームセンター等で、同じ目的の商品があったら、商品名や金額を書きます。
「氷感マスク」については調べたことがないので、今回はネットで調べてみると…

けっこうあるな~
応募用紙に嘘は書けないので、1つくらい書いておくかな(笑)
吸水速乾 保冷剤付きマスク 夏マスク 日本製 熱中症対策 洗えるマスク 手作り立体マスク ホワイト 裏地 吸水速乾素材 ワクチン接種済 マスクシールのおまけ付き(HERVE)
999円
「価格」
消費者になったつもりで、いくらなら買うかを書きます。
「氷感マスク」だったら…
100円~500円
と書くかな~。

100均で売ってそうだし…
「権利対策」
特許や実用新案をとっているなら、そのことを書きます。
申請中だったら「特許申請中」とか「実用新案申請中」と書きます。
けれど、自分でやったとしても
- 特許申請…約15万円
- 実用新案…約2万円
かかります。
アイデアが商品になり、利益が出るのであれば、特許申請するのはいいと思います。
実用新案は…

いろいろ読んでみましたが、アイデアを盗まれた場合、実用新案では闘うのが難しいみたいです(^^;)
そこでもへちゃんの権利対策は、
公証人による確定日付の付与
という方法にしました。
このことが気になる方は、こちら ↓ をお読みください。
応募用紙の実際
「アイデアのセールスポイント」を4項目書いた後、3つを修正テープで消したので、次のようになりました(文面にはモザイクをかけてます)

いざ郵送
応募用紙だけでなく、参加費を納める必要があります。
参加費は1件につき
- 会員…2000円
- 非会員…3000円
- 学生…1000円
です。
参加費の納め方は
- 郵便為替
- アイデアチケット(会員のみ)
- 現金書留
のどれかを選びます。
もへちゃんは、現金書留にしました。

しかし、現金書留ってA4(A3を半分に折る)サイズの応募用紙、入らんよなぁ(>_<)
もへちゃんが知ってる現金書留用封筒は、こんなのです。

でもこのサイズでは、A3を半分に折った応募用紙が入りません(T_T)
現金書留は、角2封筒でも送れる!
今回、初めて知りましたが、現金書留は角2封筒(A4サイズの紙が入るサイズの封筒)でも送れるんです!
ただし、
- 表に赤字で「現金書留」と書く
- 裏の封筒の合わせ目に割り印を押す
ことを忘れてはなりませんが…


これでやっと郵送できました(^^)/

受付通知ハガキ
応募用紙を郵送して、10日ほど経って、受付通知ハガキが送られてきました(^^)

「受付No.」の欄には
5-83
と書かれていました。
もへちゃんが、今回応募した部門は「⑤部門…健康・美容・衛生・介護関係」です。
その⑤部門には、6月16日の時点で83作品の応募があったと思われます。

1次審査、1.6分って言うのは、本当なんだな~(^^;)
でも、応募用紙はもう書いてしまったし、気にしない、気にしない(^^)
今後の予定
あと2作品、応募する予定です。
しかし、その2作品は
- 試作品をあと2つ作りたい→公証人による「確定日付の付与」申請→身近なヒント発明展の応募用紙作成
- 試作品どころか、アイデアのみの段階→試作品作成→公証人による「確定日付の付与」申請→身近なヒント発明展の応募用紙作成

う~ん、間に合うかなぁ(^^;)
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