前回の振り返り
金田一耕助のようなチューリップハットが欲しくなったもへちゃん。
オークションやネットショップをチェックし、高かったので、自作することにしました。
その後、母、お世話になった先輩、妹の順で同様のチューリップハットを作ってプレゼントしました。
自分用、母、先輩の分は、画像を撮ってませんでした。
妹用を作成するにあたり、画像をちゃんと撮ったので、このブログで報告できてます(^^)
前回は
- 型紙にあわせて、生地と接着芯を切り取る
- 表地(黒)と裏地(チェック)に接着芯を貼る
- 布の端の処理
について報告しました。
今回はその続きです。
金田一耕助のようなチューリップハット②
作り方(後編)
表地の縫い合わせ
表地(黒)を2枚、内側に表が来るように重ねて、端をミシンで縫います。
接着芯が貼られているので、それに沿って縫えばOKです。

58サイズの型紙でここまで進めてきてるので、このまま接着芯と布の境目を縫うと58サイズのチューリップハットができます。
58サイズを選んだわけ…1ミリ内側を縫う
妹の頭のサイズは、58よりもう少し小さいと思うので、境目より1ミリほど内側を縫います。


6枚のパーツの両辺が1ミリずつ減るってことは
6枚✕2(両辺)✕1ミリ=12ミリ
12ミリ、サイズダウンになるはずです。
もへちゃんは、裁縫に関しては初級者なので、「1ミリ内側を縫う」を正確にできるとは限りません。
2ミリになったりもするでしょうから、たぶん全体で20ミリほどサイズダウンするはずです。
売り物ではないので、出来上がって妹に渡した後、サイズがぴったりでなければ、やり直しができます。
実は、先輩の時も、母の時もサイズがぴったりではなく、やり直しました。

小さくする・大きくする…どちらにも対応できるよう、少し大きめの型紙で作っているわけです。
失敗①
表地を2枚重ねて、接着芯の1ミリ内側をミシンで縫います。

たったこれだけで簡単なはずが、次の画像のような失敗をしました(>_<)
ちゃんと重ねて縫ったのですが、ひっくり返して裏を見ると…(T_T)

原因は、接着芯の貼る位置がずれていたことだと思われます。
縫い目が少しくらいのずれならいいんですが…

これは、ずれが大きすぎる(>_<)
と判断し、ほどいてやりなおしました。
やりなおすにあたり、布地を重ね、そのままミシンをかけるのではなく、接着芯の境目をしつけ糸で縫いました。
しつけ糸の1ミリ内側を縫うことで、上の画像のようなずれはなくなりました(^^)
3枚ずつ縫い付けたものを2組作り、それらを縫い合わせる(表地)

縫い代を折り、ミシンかけ(表地)

黄色で囲んだ部分を折って、ミシンをかけます。
- 開いて折り、ミシンを2回かける
- 閉じたまま折り、ミシンを1回かける
の2通りありますが、もへちゃんは楽をしたいので、②を選びました。

途中の画像がこちらです。

下の方は、縫い目が1本です。
まだ、黄色の部分を縫ってないからです。
上の方は、2本縫い目があります。
こちらは、黄色の部分を縫い終わっています。
裏地の縫い合わせ
裏地も同様です。


3枚ずつ縫い付けたものを2組作り、それらを縫い合わせる(裏地)
表地(黒)同様にすすめていきます。


失敗②
3枚ずつ縫い付けたものを2組作り、それらを縫い合わせたものを画像に撮った後に、失敗に気づきました(>_<)

どんなミスしたか、わかるかな~?
ヒントは次の画像です。

黒地だったら、順番なんて気にしなくてよかったのですが…。
チェックなので、気になるわけです。
ほどいてやり直しです(>_<)


やり直した前と後の画像を比べてみましょう。


全部縫い付けたものを上から見ると

こんな感じです。
縫い代を折り、ミシンかけ(裏地)


失敗③
「縫い代を折り、ミシンかけ」をする前に、縫い代部分にアイロンをかけて、きっちり折るのを忘れていました(>_<)

まぁいいか(^^;)
遅ればせながら、アイロンをかけます。
頭部保護インナー
以前、頭部保護インナー内蔵の帽子を作りました。
この後、頭部保護インナー内蔵のキャスケットも作りました。




唐突に「頭部保護インナー」の話になっちゃいました。

でも、大丈夫です(^^)
ここから、話が元に戻ります。
チューリップハットにアイロンをかけるために、この時使った頭部保護インナーが一役買うんです。
まず、頭部保護インナーに被せます。



次の画像は、もへちゃんのひざです。

ひざに、頭部保護インナーをセットして、アイロンをかけます(^^)


ほとんど熱くないんです!

順番を間違えましたが、なんとなく良さそうです(^^)
表地パーツと裏地パーツを重ねて、ミシンかけ
表地パーツと裏地パーツを、内側に「表面」が来るように重ねます。

下の方に、裏地パーツが見えてます。
ここは、「接着芯の内側1ミリ」なんてする必要はありません。
しかし、6つのパーツをつなげた時点で、長さが違っていたのを微調整する必要があります。
そこで、まず、しつけ糸で形を整えてから、ミシンをかけます。
今回は、接着芯と重なっても見やすいように黒い糸でしつけました。

ぐるっとミシンをかけ

5センチほど開口部を残します。

どんでん返し
開口部から、表地・裏地を引き出します。



う~ん(>_<)
開口部が狭すぎたぁぁぁ。
開口部が狭すぎたのですが、なんとか全体をひっくり返せました。


開口部を閉じる
開口部を手縫いで閉じます。


頭頂部を縫う
頭頂部を縫い、表地と裏地を固定します。

最後に、縁をぐるりと1周ミシンかけ
最後に、縁を1周、ミシンをかけます。
でもその前に、しつけ糸(^^)

今回、何度も失敗したもんなぁ。
その後、しつけ糸で、なんとかクリアしてきたから、最後は失敗する前にしつけちゃお~


一工夫
ここで一工夫
ミシンの上糸は黒、下糸は灰色をセットします。


グルッと1周、ミシンをかけたら出来上がりです(^^)
できばえは



バッチグーです(^^)
この後、晴れた日に防水スプレーをかけました。
あとは妹に渡すだけです。
渡して、サイズが違えば、逆の工程で糸をほどいて、やり直します。
大きめの型紙を元にして作っているので、「大きくする」「小さくする」…どちらも対応できるのです(^^)
めでたし、めでたし(^^)
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