古いウールのコートを手に入れた!
2019年冬、ふと探偵の金田一耕助が着ているみたいなコートが欲しくなりました。
トンビコートとか二重回しとか言うみたいです。
もしあなたが、金田一耕助を知らない若い世代の方でしたら、深夜アニメで「啄木鳥探偵処」というのが今(2020年5月)あっていて、その主人公の石川啄木が着てるみたいなコートです。
Yahoo!オークションで探して、かなり安くゲットしました。
オークションの商品名は「昭和初期の外套」でした。
オークションで安く落札するコツは別のところで語るとして、落札した古いコートは古着の臭いがプンプンするし、なんとなくかゆくなりそうで、とても羽織る気にもなりません。
安く落札したので、何千円も出してクリーニングする気にもなれません。
そこで手洗いしてみました。
もしあなたが古いコートを手洗いしてみようかなと思ってらっしゃるなら、少しは参考になるかもしれません。
いざ手洗い!
天気予報で、しばらく晴れるという日の初日に、いざ実行です。
準備したもの
- 古いコート(昭和初期だからきっとウール100%と推理しました)
- エマール リフレッシュグリーンの香り(おしゃれ着洗い)
- レノア リフレッシュグリーンの香り(柔軟剤)
- 100円ショップで買ったバスタオルハンガー2本
洗い方
エマールの量は?
洗濯機は✕です。
お風呂の浴槽を使って優しく手洗いします。
まず最初に悩んだのは、エマールの投入量。
浴槽の内径を測ると、だいたい60cm✕100cm。
ぬるま湯を貯めた深さが20cm
60✕100✕20=120000㎤
120000÷1000=120
120ℓ に必要なエマールは300㎖
細かくてすみませんm(_ _)m
一応、数学の先生なもんで(^^;)
優しく手洗いしてみると
コートをぬるま湯に入れると、すぐにうっすらと濁りました。
このまま10分間、つけ置き洗いです。
ナフタリンの臭いなのか、かなりきつい(>_<)
ゆすり洗い&押し洗いで汚れを落とします。
ぎゃぁぁぁぁぁ(>_<)
うっすらどころか、ほぼ墨汁状態です(>_<)
さすが「昭和初期」。約80年の汚れかもしれません。
すすぎ
栓を抜いて、真っ黒いお湯を抜くと、浴槽の底には灰色の粉みたいなものが…
つけ置き洗い(湯を変え10分待つ)、ゆすり洗い、押し洗いを5回繰り返して、ようやくお湯の色がうっすら黒くらいになりました。
この作業をしながら、もへちゃんはこんなことを考えました。
ウールのコートを手洗いするって、大量にお湯を使うよな~。
子どものころって、薪とか石炭とかでお風呂を沸かしてたから、その頃だったら、とてもこんなにお湯を準備できんかったよな~。
浴槽から一度お湯を捨てたら、次にお湯にするには水を貯めて、薪で火を炊いて…。
それにシャワーなんてなかったもんな~。
便利な時代になったからこそ手洗いできるんだよな~
押し洗い中の水を吸ったコートは重く、ちょっと大変です。
しかもすすいだ後のお湯は、ずーっとうっすら濁ったままです。
そこで、トンビコートをハンガーにかけて、シャワーすることにしました。
100円ショップでタオルハンガーを2本買ってて正解でした。
1本ではとても耐えられないほどの重さでした。
レノア
シャワーのお湯が濁らなくなったので、コートを浴槽に戻し、またお湯を入れます。
柔軟剤レノア投入のためです。
「リフレッシュグリーンの香り」を選んだのは、レノアにもエマールにもあったからです。
陰干し&除湿器干し
10分後に取り出し、ハンガーにかけ、陰干しできるところに掛けました。
ぶら下げるために使った植物用の棒がしなっているのがわかると思います。
夜はお風呂場に掛けて、除湿器の風が当たるようにしました。
2晩干し続けて、やっと乾きました。
さわやかな香りのコートになりました。
心持ち軽くなったような気も…。
羽織るのも平気になりました(^o^)
コート手洗いの次は
コート手洗いは、「昭和初期のコート再生化」の第1歩に過ぎません。
課題は山積みです。
虫食いの穴かぎ裂き- 裏地がビリビリに破れてる
- ボタンが不揃い
- 裾の破れ
- 襟がフニャフニャ
さぁ、もへちゃんは無事にトンビコートを再生できるのでしょうか?
つづくm(_ _)m
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