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昭和初期のコート再生③「コートに裏地を付ける技『どんでん返し』すげ~」

服飾
どんでん返しすご~い

はじめに

もへちゃん
もへちゃん

 私の住む福岡は、新型コロナウイルスによるステイホームが継続中です。

 テレビの情報番組では、持て余した時間を過ごすアイデアをたくさん披露していました。

 さて、兄弟ブログ「もへちゃん先生の学級通信」で、臨時休校中の1日の過ごし方次のように提案しました。

  1. 身体を動かす系のとりくみ
  2. 頭を使う系のとりくみ(5教科)
  3. 頭を使う系のとりくみ(実技4教科)

 昭和初期のコート再生は、「頭を使う系のとりくみ(実技4教科)」ということになります。

 今回は、その第3回目「全体チェック→計画立て、どんでん返し」についてお送りします。

昭和初期のコート再生③「全体チェック→計画立て、どんでん返し」

これからの方針を決めよう!

 オークションで落札した昭和初期のトンビコート。

 まず手洗いして、触っても平気な状態にしました。

 次に、マント部分のかぎ裂きを補修しました。

 ここまでは、できそうなことを優先しただけです。

 言わば、核心に触れず、周りをグルグル回ってるだけに過ぎません。

 でもこのままじゃ、いつまでたっても再生できません。

 計画を立てて、少しずつ前に進まなければ!

 そこで、計画を立てるために全体を改めてチェックしてみます。

全体チェック

 裾は擦れて破れています。

裾がほつれてます

ほつれてるのは〇の部分です

 裾部分を分解して観察してみました。

中に芯みたいな布、発見!

 裾の下は全体的に擦れてました。

 裾は2cmほど上げることにしました。

 の部分は、いい知恵が出なかったので、折り込んでも目立たないだろうと判断しました。

チャコペンシルで折り込む部分を書いてみました

ビリビリになってるのは裏地
ここら辺です

 裏地はビリビリです。

 総替えですね。

 また、裏地だけでなく縁の部分の「バイアステープ」もビリビリでした。

 昭和初期に「バイアステープ」ってあったのかな?

 襟の付け根がほつれています。

 また、背中と襟の付け根部分がほつれてたり、全体的にフニャフニャしてます。

襟と背中にあいた穴

 フニャフニャの原因は、見ただけではわかりません。

 そこで、またもや分解&観察です!

よく見ると縫い目が途中で途切れてます
さすが昭和初期、襟の中の芯にはシュロのような布です

今後の計画

計画書?

 まず襟の補修をすることで、全体のイメージトレーニングをしたいと思います。

 しかし、裏地を総替えするにはどうしたらいいのかわかりません。

 「コート 裏地 自分で」で検索してみました。

 すると「どんでん返し」という技があることを知りました。

 しかし、インターネット上の文を読んでもよくわかりません。

 こんな時は実体験あるのみです!

「どんでん返し」…裁縫にこんなテクニックがあるなんて!

 手元にあった手ぬぐいをトンビコートに見立てて、「どんでん返し」を実験してみました。

 裏地役はダルマの手ぬぐい、コート役は西郷隆盛り文字だらけの手ぬぐいです。

 両方とも、前開きのチャンチャンコみたいに切りました。

裏地役…ダルマの手ぬぐい。 コート役…文字の手ぬぐい
縫うのがめんどくさいので、ホッチキスで代用

 縫うのがめんどくさかったので、ホッチキスで代用しました(笑)

どんでん返し中
どんでん返しすご~い

 トンビコートは袖がないので、この実験で十分です(^^)

 この実験で、裏地を服のように縫ってしまった後で、コートに縫い付け、技「どんでん返し」を使えばいいことがわかりました。

 そこで以下のような計画を立てました。

 頑張るぞ~(^^)/

  1. 襟の補修で、全体のイメージトレーニング
  2. 型紙とり
  3. 裏地切り
  4. 裏地縫い
  5. 裾等の補修
  6. コートと裏地を縫い付け
  7. どんでん返し
  8. 脇をバイアステープ
  9. 裾を閉じる

おわりに

もへちゃん
もへちゃん

 「どんでん返し」という技にはびっくりしました。

 家庭科が得意な人だったら、当然知ってる技なのでしょうか?

 私は、小学校時代の家庭科の成績は△、中学校時代は家庭科は勉強してません。

 小学校時代の家庭科で「どんでん返し」を教えたとはとても思えません。

 あっ、だから今は中学で、女子も男子も家庭科を勉強するのかも!

 裁縫、奥が深~い

 

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