前回までのふりかえり
前回まで、駐車場の埋め込み式ポールの修理の悪戦苦闘した様を報告をしてきました。
前回のブログを更新している時にふと
「埋め込み式ポールの修理」とは「固着したネジとの闘い」にほかならない!
と閃きました。
そこで、今の時点(2022/05/01)で、もへちゃんが考える「固着したネジを弛めるためのベストな方法」を報告したいと思います。
固着したネジを弛めるためのベストな方法
ラスペネ
改めて「ラスペネ」について書いておきます。
ラスペネは、WAKO’S社の浸透潤滑剤です。
強力な浸透力を発揮し、優れた低摩擦係数により、錆びて弛まないネジが弛むようになるそうです。
作業前に使用することで、ネジ頭をなめて(つぶして)しまうことも防げます。
ただし…
上の2枚の画像のラスペネは、微妙に違っているのにお気づきでしょうか?
1枚目は「ラスペネL」
2枚目は「ラスペネC」です。
もへちゃんは、ラスペネに種類があることを知りませんでした(>_<)
ラスペネL
もへちゃんが最初に買ったのは「ラスペネL」でした。
WAKO’S社のカタログには
ラスペネL 無臭性浸透潤滑剤
強力な浸透力を有する浸透防錆潤滑剤。
無臭性のため、室内での作業や日用品への使用に適しています。
噴射剤にLPGを使用した、広い面にも塗布しやすい霧状タイプです。
(容量)420㎖、(本体価格・税抜き)1800円
とあります。
ラスペネC
3本目の埋め込み式ポールの途中で、買い直したのが「ラスペネC」です。
ラスペネC 業務用浸透防錆
強力な浸透力と防錆性を有するフッ素化合物の浸透潤滑油剤。
水置換性を有し、水に濡れた状態でも効果を発揮します。
噴射剤にCO2を採用して、内容量を極限まで増大した業務用タイプで、遠距離や狭い場所へも容易に噴射できます。
また、360°すべての傾きで噴射可能な特殊バルブと折りたたみ式ノズルの採用で、最後まで快適に使用できます。
(容量)350㎖、(本体価格・税抜き)2200円
とカタログには書かれています。
もへちゃんのお薦めは「ラスペネC」
ラスペネLとラスペネCの大きな違いは、「使用している噴射ガスが違う」ことです。
- ラスペネLの「L」はLPG(液化石油ガス)の「L」
- ラスペネCの「C」はCO2(炭酸ガス)の「C」
ラスペネLは、一般的な潤滑剤と同じように霧状に噴射するので、広範囲に噴霧する場合は便利です。
一方、ラスペネCは、噴射ガスが缶内で液化しないので、潤滑剤が原液で噴射されます。
ガスで潤滑剤が薄くならず、乾き難いので浸透し易くなります。
ちなみにWAKO’S社のホームページでは、「ラスペネC」を「業務用浸透防錆潤滑剤」と紹介してました。
油粘土
潤滑剤が原液で噴射される「ラスペネC」を、より効果的にするためにもへちゃんが選んだのは「油粘土」です。
画像の「あぶらねんど」はDAISOで買ってきました。
油粘土の使い方
この油粘土をどう使うかというと
ネジの周りに土手を築き、ラスペネCを注入し溜めます。
一晩放置することで、よりじっくり浸透させることができます(^^)
ちなみに、上の画像は4本目の駐車場の埋め込み式ポール修理の際の画像です。
手動式インパクトドライバー
もへちゃん、3本目の埋め込み式ポールはどうなったの?
この画像のようになってしまった3本目の埋め込み式ポールに、「ラスペネC」+「油粘土」を施しました。
ラスペネCを一晩じっくり浸透させ、次の日、いよいよネジを弛めます。
優れた潤滑剤のラスペネCですが、もへちゃんの勤務場所の駐車場の埋め込み式ポールは、ラスペネCとドライバーだけでは弛みませんでした(>_<)
そこで、またもや手動式インパクトドライバーの登場です。
残る2本のネジを弛めることに成功しました(^o^)
しかし、ネジ頭をなめてしまったネジを弛めることはできませんでした(>_<)
だって、インパクトドライバーのビット先端がひっかからないんだもん(T_T)
結論
ネジ頭をなめる(つぶす)前ならば
ラスペネC+油粘土+手動インパクトドライバー
が最強だと思います。
3本目の埋め込み式ポールのその後
ネジ頭をなめて(潰れて)しまったネジについては、以前報告したように、電動ドリルでネジ頭を飛ばしました。
ただし今回は、欠けたビット先端が千枚通しでホジホジしてたら外れたので、電動ドリルを垂直に使用することができました。
ドリルの刃を少しずつ大きくしながら、ネジと同径の刃になるまで続けると
最後は、ポールを強く持ち上げると「ポンッ」とネジ頭が飛びました(^^)
残ったネジの胴体部分を抜くために
- 油粘土で土手を築き
- ラスペネCを溜め
- 次の日、ネジザウルスで弛める
という作業にとりくみました。
結果は…
ガッツリとネジをはさんで、ネジザウルスで弛めようとすると…
空回りというか、ネジをどんどん削って細くなっていくではありませんか。
何度も力を込めて握りなおしましたが…
結局、弛みませんでした(T_T)
そう言えば、2本目の埋め込み式ポール修理の時は、1本のネジはネジザウルスで弛めることができて、もう1本のネジは弛めることができなかったっけ…
頭が掴めるネジには絶大の効果を発するネジザウルスですが、万能ではないみたいです。
「駐車場の埋め込み式ポール修理」シリーズ、これにて終了
3本目の埋め込み式ポールも、2本目の埋め込み式ポール同様、
ネジ3箇所で固定されてるから、まぁいいか(^^;)
と割り切ることで、「修理完了」と、いたしましたとさ。
めでたし、めでたし(^^;)
時々、記事の最後に使った道具のショッピング情報を載せてます。
「駐車場の埋め込み式ポール修理」シリーズでは、「ラスペネ」に関しては一貫して、もへちゃんお薦めの「ラスペネC」を紹介してきました。
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