なぜ作ったか
以前、黒いジムニーを所有していました。
みなさん、「ジムニー」ってご存じでしょうか?
軽自動車でありながら、日本の狭い山道では最強と言われるマニアックな車です。
わが子が、新潟に行くことになり、近所のジムニー専門店で購入した車です。
お店のホームページに乗ってたこれを購入しました ↓
雪道でも平気だろうってことでチョイスしたのですが、新潟に行ったわが子が帰省した際
みんな普通の車に乗ってたよ
と言ってました。
当然と言えば当然ですね。
雪国の人がみんなジムニーに乗ってるわけないですもんね(笑)
その子も福岡に戻ってきて、乗り心地や燃費のいいカミさんの車を使うようになったので、ジムニーをもへちゃんも時々使わせてもらってたわけです。
ちょくちょく乗るようになり、無骨な黒いジムニーをDIYで少しでもいいからかっこよくしたいと思いはじめました。
天井を張り替えよう!
さて、近所のジムニー専門店では、購入時にお金に余裕があれば天井も張り替えてもらえるのですが、「あれもしたい、これもしたい」とお願いしていくと予算オーバーになってしまいました。
その結果、天井張り替えはあきらめたので、「現状のまま」だったのです。
そこで、ジムニーDIY改造計画の第1弾では、購入当時から気になっていた天井をかっこよくすることにしました。
ただし、もへちゃんは車の改造なんて初心者です。
そこで
- お金をできるだけかけない
- 難しいことはしない
と決めてDIY改造をスタートしました。
材料
- 赤のプラダン
な、な、なんと材料はこれだけです!
プラダンは、ポリプロピレン(PP)を原料としたプラスチック製のダンボールです。
近所のホームセンターで900mm✕1800mm2枚を数百円でゲットしました(^^)
作り方
1日目
①プラダンをカット
インターネットで「ジムニー 天井 プラダン サイズ」で検索して見つけた
- 前…870mm✕1100mm
- 後ろ…790mm✕1090mm
にプラダンをカットします。
購入したホームセンターの工作室を使わせてもらいました。
②天井の「補強バー」外しのためのカバー外し
まず、天井中央の補強バーを外します。
そのために、左右のカバーを外さねばなりません。
こんなのです。
困ったときのネット検索!
しかし、こんな超初心者レベルのことは見つけられませんでした(T_T)
そこで恐る恐るマイナスドライバーでテコのようにグリグリしてみたら…
ラッキーなことに外れました。
爪が欠けることもありませんでした~。
よかったー(^^)
③補強バー外し
左右のカバーを外すと、天井補強バーを固定しているネジが出てきました。
ネットによるとこのネジがすごく固いとのこと。
挑戦すると…
ウンともスンとも動きません。
真冬に作業していたのですが、汗びっしょりになり、車の中ではTシャツ1枚になりました。
30~40分間、取り組みましたが、やはりネジが固くて、どうしようもありません。
力任せにやればネジの+の溝が潰れそうです。
やがて夕方になりました。
そこで
明日にでも、ホームセンターでインパクトドライバーの安めのやつを買おう!
と考え、この日の作業はおしまい
2日目
③補強バー外し再び
次の日、ホームセンターでインパクトドライバーを購入して、天井の補強バーを外しにかかりました。
インパクトドライバーの使い方を検索しながら、昨日は、固くて歯が立たなかった固定ネジに挑みました。
10分ほど試行錯誤しましたが、コツがわかってからはすぐに外れました。
④プラダンをセット
いよいよ、赤のプラダンを天井にセットします。
「左右を嵌めて前にずらす」とネットでいろんな人が書いていたのですが、とてもずれません。
そこで前半分(縦870mm✕横1100mm)のプラダンの横幅を左右10mmずつ切ってみました。
嵌めてみると、天井にピッタリではなく、浮いています。
さらに片方だけ5mm切って横幅を1075mmにしてみました。
ちょうどいい…いや少し短い感じになったかな?
1080mmで頑張ればよかった(笑)
でも補強バーで止められるからまぁいいや。
1075mmでもフロントガラスの上の隙間にプラダンがなかなか入りませんでした。
誰もが苦労するところらしいです(^^;)
そこでルームライト、サンバイザー 、ルームミラーを外して、その下のステーみたいなのを外すことにしました。
⑤フロントガラス周りのルームライト、サンバイザー、ルームミラー外し
これらの作業もすんなりいったわけではありません。
特にルームミラーに至っては、バキッという音とともに外れてしまいました。
ルームミラーはヤバイ結果になりましたが、おかげでプラダンは上手くはまりました(^^)
しかし、ここでとっぷりと日が暮れてしまいました。
⑥ルームミラーの部品はめ
後ろ半分のプラダンはめ込みは、次回することにして、ルームミラーを持って家の中に入り、部品はめに挑戦しました。
買ってきたインパクトドライバーであっさりできると思ったのに全然ダメでした。
ネジの溝がダメになってしまったのです。
インパクトドライバーも万能じゃないんやなぁ
ってことがわかりました(T_T)
⑦ミラー注文
ルームミラーはないと困るので、Yahooオークションで探して、うちのジムニーの型式にあうルームミラーを1250円で購入し、届き次第、付けることにしました。
プラダン装着の際、首の付け根というか背中というか、そのあたりをどうも痛めたみたいで、風呂上がりに湿布を貼りました(T_T)
3日目
⑦プラダン、サイズ微調整→プラダン貼り付け再び
前回はめ込んだ前面のプラダンの縦を40mm、後面30mm短くしてはめ込み直しました。
天井中央の補強バーを付ける時に前後のプラダンが重なっていたからです。
「ここが重なっているとものすごく大変」とネットのいろんな人が書いているのを見つけたのです。
これは10分くらいで終わりました。
次に後面のプラダンの取り付けに取りかかりました。
元々、縦790mm✕横1090mmで切っていたのですが、前面同様、キツくてハマりませんでした。
そこで横を10mm短くしてみると、ピッチリハマりました。
実は、リアガラスの上に隙間が空いたのですが、前回のフロントガラス上ですごく苦労したので良しとしました。
こだわらなかったので、ここまで20分。
前回、3時間くらいかかったことを思えば、なんと早いことでしょう(^^)
⑧補強バー取り付け
3日目の作業はここまで30分。
1日目、2日目に比べると、とてもスムーズに進みました!
しか~し、苦労はその後にやってきたのです(^^;)
補強バーを取り付けようとしました。
まず右のネジはあっさり入りました。
おー、中央でプラダンが重ならないように切り詰めたのは正解やったばい!
そして左。
ネジ穴まで補強バーが持ち上がらん~(^^;)
これが、ネットで多くの人が書いてた「取り付ける際の苦労」のようです。
手で補強バーを天井に押し付けてもネジ穴は半分くらいしか見えません(T_T)
ハンマー持ち上げ法
ハンマーの取っ手をバーに押し当て、ハンマー側を手で押し上げると、おっ、いい感じ!
あと2mmくらい足りないけれどネジ穴が見えました。
ネジを入れてみると…
あとちょっとのはずだけど、入らん~(T_T)
ネジを廻しても空回りしてるだけだぁぁぁ)
ネジだから2mmもズレがあれば入らなくて当然です(T_T)
この日、外気温は10℃でかなり寒かったのですが、この苦労で窓は曇り、プラダンも露が薄っすら付いています。
マイナスドライバー・てこ法
ハンマー持ち上げ法の限界を感じたので、次はマイナスドライバーを補強バーの下にあてがい、テコの要領で持ち上げてみました。
少し持ち上がった!
あと1mm!!
でも、1mmのズレではネジは入りません(T_T)
そこでマイナスドライバーをテコではなく、回転させてみました。
おおっ、ギリギリではあるけど穴が綺麗に見える!!
やっとネジを締めることに成功しました。
⑨カバー取り付け
補強バー取り付けに成功し、ホッとして、数分間放心状態でした。
その後、カバーを付けてみると…
右側が綺麗にハマらん~(T_T)
よく観察してみると下のツメが折れているではありませんか。
「②天井の「補強バー」外しのためのカバー外し」で、うまくいったと思ってましたがそうではなかったようです(T_T)
仕方がないので上のツメだけで付けようとしたのでが、パチンと言うまで奥にいきません。
そこで、ハンマーでガンガンと押し込むと…
パキン
下手こいたー
2日目のルームミラーに続いて失敗第2弾です(T_T)
しかも、数日間「JA22 補強バー カバー」で検索したのですが、見当たりませんでした(T_T)
カバー無しのままでいくことにしました(T_T)
インターネットで調べたら「作業時間3時間」とありましたが、もへちゃんは3日間かかっちゃいました(T_T)
けれどできあがりは、とっても満足しました(^o^)
おわりに
今回の「天井張り替え」では、プラスティックの部品等を取り外す際の難しさをヒシヒシと感じました。
こんなこともあって、整備工場なんかに行った際に観察してたら、マイナスドライバーにタオルをまいて、そーっと外していました。
ドライバーを差し込む位置も、適当ではなくツメの場所の知識が必要みたいです。
ジムニー・プチ改造は続きます(^^)/
ジムニーは無骨な車なので、失敗しても
まぁいいか
と思えるのですが、普段使っている普通車では、こんなプチ改造はとてもできません(笑)
逆に言えば、ジムニーだとどんどんできるってことです(^o^)
これくらいの失敗や苦労には懲りずに、プチ改造はまだまだ続きます(^^)/
コメント