秋の恵みに感謝①…煮て作るヘチマたわし(ボディブラシ)

小物

なぜ作ったか

 もへちゃんは学校に勤めています。

 ある年、夏休み前に、花壇にヘチマの種を蒔いていました。

 たくさんの芽が出て、楽しみにしていました。

 仕事でバタバタしてて、1週間ほど花壇を見る機会がなく、久しぶりに花壇を見ると…

もへちゃん
もへちゃん

し、新芽が無い。

なぜ?

 しばらく観察していると、花壇にはダンゴムシがけっこういました。

 調べると「ヘチマの新芽はダンゴムシの好物」とのこと。

もへちゃん
もへちゃん

 やられた~(>_<)

 来年は、ダンゴムシコロリを蒔いた後にヘチマの種を蒔こう

 そう思ってました。

 お盆前、ふと花壇を見ると、2本だけヒョロヒョロだけど育っているではありませんか。

 新芽はダンゴムシの好物ですが、大きくなるとダンゴムシは食べないみたいです。

 その後、水やり等を欠かさなかったのですが、1本は枯れてしまいました。

 もう1本からヘチマの実が1つだけ収穫できました。

 そこで、ヘチマたわしを作ることにしました。

ヘチマたわし作り

 ヘチマたわしの作り方は

  1. 収穫した実を水に1ヶ月ほど浸けて、実を腐らせる
  2. 2~3ヶ月、収穫せず放置して、カラカラに枯れた後、皮をバリバリ剥がす
  3. 煮る

という方法があります。

 1番の方法は、子どもの頃にやったことがありました。

 2番の方法は、別の学校に勤めていた時にやってみました。

 そこで今回は3番の方法に挑戦してみました。

作り方

大きい鍋に湯を沸かします

 まず家庭科の先生に大きい鍋を借りました。

 家にはないような大鍋ですが、ヘチマ1本丸ごとは入らなかったので、切っちゃいました。

 たっぷりのお湯を沸かし、ヘチマ投入!

ヘチマを煮ます

 ヘチマは浮いてくるので、周りを見回して目に付いた皿を落とし蓋代わりにしました。

 カボチャを煮ているようないいニオイがします(^^)

 どれくらい煮ればいいかわからなかったので、弱火で1時間煮てみることにしました。

皮むき

 1時間後、箸でつついてみると、皮がフニャフニャになってました。

 そこで、鍋ごと水道水で冷やし

アチ、アチッ

皮をむいてみると、簡単に皮がめくれました。

乾燥したらできあがりです

 煮終わった段階ではフニャフニャでしたが、乾かすとけっこうカチカチになります。

その後

 こうして作ったヘチマたわしは、種まきの際に花壇を耕したり、肥料を入れるのを手伝ってくれた2人の生徒にプレゼントしました。

 昔は、小学校の理科で育てていたヘチマですが、今時はゴーヤらしく、プレゼントした子は

 すげぇ

 本当にたわしみたいや!

と喜んでくれました。

 もう1人の子は

 どんな風に使うんですか?

と聞いてきたので

もへちゃん
もへちゃん

 僕は、ヘチマたわしを作った時は、風呂に入ったときのボディブラシにしとるよ

なるほど!

もへちゃん
もへちゃん

 ボディブラシにするには固すぎるって思うかもしれんけど、一週間ほど使ってたら、心地いい固さになるよ。

 ヘチマは、維管束いかんそくの部分が丈夫な植物であることを利用した昔の人の知恵ですね。

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